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乙女ノヒミツ #03

3 LAP

須塔美羽は、澄ました表情で片側のグローブを外すと、ウォシュレットのスイッチに手を伸ばした。

洋式便器の内側から見上げれば、縦長の媚唇のことごとくが、完全に無防備に息づいている。
トイレバンキは、狙いを定めた。
秘唇の先端の小さな肉芽だった。
そして、適度に温めた温水を、充分な圧力とともに、放水した。

ゴーオンシルバーこと須塔美羽は、便座の上で、あっと飛び上がった。

思いもよらなかった。
水流が、狙いすましたようにクリトリスに命中したのだ。

水から逃れようと、片方の尻をあげると、水が散らばって、便座が濡れた。
仕方なく、尻できっちりと蓋をした。
クリトリスへの刺激に耐えながら、ウォシュレットのスイッチに手を伸ばし、ビデモードから、洗浄モードに、なんとか切り替えた。

(びっくりしたぁ……)

美羽は肛門に温水を当てながら、耳まで顔を真っ赤にする。
いきなり性感を刺激されれば、誰だって驚くし、恥ずかしくもあろう。
もちろんプライベートが守られたトイレのなかは、誰かに見られているということはないのだが。

(ふう)

と、美羽は落ち着きを取り戻すと、肛門の洗浄に集中した。
陰唇の内側も、まんべんなく水流で流した。
ポンプのモーター音が、静かな個室に流れ続けていた。

(……)

ちょっと気持ちよかったと、美羽は思った。
ちょっとだけだが、と。
まるで誰かに見られることをおそれるかのように、左右に視線を走らせた。

ふたたび操作盤に手を伸ばした。
なにくわぬ表情を、意識して作らなければならなかった。
ビデモードに切り替えると、別のノズルから、別の部分をめがけて、放水がはじまった

(……)
今度は予想していたが、それでも身じろぎをせずにはいられなかった。

便座に座り直す。
生真面目な表情のまま、少し前屈み気味になった。
視線を落ち着かなく動かした。
後ろめたそうな表情が、しだいに浮かびあがってくる。

しばらくして、
――フウ
と、美羽はため息をついた。

もうよそう。

と、美羽は思った。

そう。
もうちょっとしたら、やめにしよう。

それにしても、このウォシュレット、やけに水圧が高い。
適切な角度で水流を当てると、クリトリスが押し潰されるのが、ハッキリとわかるほどなのだ。

美羽は、耳の前に流れるポニーテールの横毛を、指でいじくりはじめた。
それが何かに集中しているときの、美羽の癖だった。
いつしか美羽は眼を閉じた。
眩い銀色のスーツに包まれた上体を、船を漕ぐように、前後にゆらしている。

(こ、こんなこと……)

頬がほんのりと赤く染まっている。

(し、してる場合じゃ、な、ないのにい……)

上体を前から後ろへと倒すごとに、水流が鋭敏な部分を通りすぎていく。
そのもどかしい感覚が、なんともたまらないのだ。

ンッ。
と、声を押し殺さなくてはならないほどだった。
やめようにも、やめられなかった。
と、洗浄用のもうひとつのノズルが、作動しはじめた。

(……あ、あれ?)

と、美羽は戸惑った。
どうなってるのこれ?
しかし、深くは考えることができなかった。
肛門周辺と女性器の二点噴射にじわりと押し上げられ、

「ぬ、ふうっ!」

と、思わず甘いため息を漏らしてしまったのだ。
美羽は、膝の上のヘルメットをしっかりと抱きかかえた。

(な、なんなの。このトイレ)
よ、よすぎる。

しかも、
……ジー、カチッ。
……ジー、カチッ。
と、ノズルはさまざまに角度を変え、美羽の意表をついた部分に、水流を当ててくるのだ。

美羽はウォシュレットに翻弄されていた。
便座に腰をかけたまま、ブルッ、ブルッと躰を震わせざるをえなかった。

(あっ、やん。そ、そこ、駄目……)
ウォシュレットでマスターベーションに耽る女の子も少なくないということだ。
しかし、なみのオナニーの快感ではなかった。

たとえば、両手を使って股間を刺激されているような、痛烈なまでの二点責めだった。

(い、いっちゃう……かも……)

美羽はスーツのパンツを降ろし、尻を丸出しにして洋式トイレに座り込んでいる。
背中を丸めて、ヘルメットを抱えこんでいた。
もしかして、排便に苦しんでいるところのように見えなくもなかった。
しかし、ひとたび便器の内側の狭い空間に眼をうつせば、凄まじい光景が広がっているのだった。

二本のノズルが巧みに動き、剥き出しの女性器目がけて、滅茶苦茶な放水を浴びせているのだ。

ト、ト、ト、ト、ト、ト。

と、クリトリスに当たる水流が、断続的な水圧を打ち込みはじめた。
同時に、尻に狙いをさだめたもう一つのノズルが、まるで菊座を抉るように水圧を高くする。

「うっ、はうッ!」

と、美羽はたまらずに声をあげた。
もどかしげに尻を浮かす。
チタンのヘルメットが前に転がったが、かまわなかった。

自らの手で、左右から尻たぶを握りこむと、グイッと横に広げきる。
O字を描くように媚唇が開いた。
ノズルが最大水圧に切り替わり、ヌメりだした粘膜めがけて、放水を浴びせつけた。

あぁぁぁぁっ!

ポニーテールが鞭のようにしなった。
銀色のスーツをつけたゴーオンシルバーの上体が、派手にのけぞった。

まるで躰が持ち上がるかと思うほどの下からの放水に、美羽は、声を上げるまもなく、完膚無きまでに、いき果てた、

息がまだ、あがっている。
須塔美羽は、便座のフタに背中を預けるようにして、洋式の便座に座りこんでいた。

銀と黒のシャープなスーツは、曇りひとつなく輝いている。
が、汗まみれの顔は、まるで蛮機獣との闘いをなしとげたばかりのように、真っ赤に染めあがっていた。

スーツのパンツは、まだ上げていない。
だらしなく膝を開いているために、膝と膝の間で、スーツのパンツがブリッジをつくっている。

トイレバンキは、ゾクゾクとした。
どうだ。あの放心しきったような艶っぽい姿は。
まるでゴーオンスーツのズボンを剥き下ろされて、レイプされた後みたいじゃないか。

白い太腿の奥には、生まれたままの股間が丸出しになり、縮れた陰毛がそっくり覗けている。
サポーターのゴムが喰い込んでいた跡が、くっきりと残っているところが生々しい。

ゴーオンシルバーがちょっと眼を動かした。
どうやらアクメを迎えた余韻で、また尿意を催してきたらしい。

躰の脇に両手をだらんと垂らした、虚脱しきった姿勢のまま、尿道をゆるめた。
透明な尿が、ゆるやかな放物線を描いて、ショボショボと流れはじめる。

その放尿がまだ終わらないうちだった。

はっきりと二回。
――コン、コン。
と、ドアがノックされ、美羽の全身の血が凍りついた。

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